新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

12回目の約束

10月23日号のFinance and economicsには、1957年にセメント、銑鉄、鉄鋼生産の目標値を定めたことにはじまった中国の第一次五カ年計画を引用しつつ、中国政府が12回目のそれを発表することが間近になったことに関する論評がなされています。「約束された」経…

注目されてます

10月23日号のAsiaには、鉱物資源開発で沸くモンゴル経済の先行きについて。人口250万という小規模国家ながら、莫大な地下資源を持つと言われる同国は、片や政治の腐敗が言われつつ、こなた民主的な選挙で政権交代を果たした国でもあり、中国とロシアの狭間に…

自由への胎動

10月23日号のAsiaには、中国の民主化についてちょっと注目したくなる報告がありましたのでそれについて。中国のメディアが政府による規制の対象となっていることは周知の事実と思いますが、自由化の胎動とも思える活動家への支援が、かつてのように海外の篤…

さすがにちょっと

ネットでは10月23日号が流れています。 Leadersは、中国の新しい「皇帝」について、好調なトルコ(経済)について、ブラジルの大統領選挙について、懸念されるアメリカの不動産市場について、生物多様性条約について、英国の予算(と赤字)について、となっ…

反省の辞?

10月16日号、Finance and economicsには、The Economistお得意のBig Mac Indexについての反省のコトバとも取れる記事が出ています。とはいえ、基本は為替についていびつな状態が続くドルと人民元の相場についての話で、アメリカで4ドル近くするビッグマック…

通貨安定のためには

10月16日号のLeadersおよびFinance and economicsには、基軸通貨としてのドルそして米欧先進各国共通の通貨価値の毀損と、それにどう対応するかという記事が載っています。かつて、大恐慌の後に発生した通貨切り下げ争いが、結局のところ世界経済の収縮を招…

いささか違った視点

オンライン版のトップ記事のひとつに、中国がガーナで経営するビジネススクールについての話題が出ていました。先進各国が世界展開するビジネススクールは、アジアの途上国や経済移行国にもそれなりの広がりを見せており、実際のところ、今回ガーナで初めて…

世界は動く

出張やら何やらで、半月以上ご無沙汰してしまいました。さて、遅ればせながら10月16日号です。Leadersは通貨安の競い合いになっている感のある世界通貨市場について(無制限な通貨安が世界経済の収縮を招き、第二次大戦に繋がったという記憶もあり、この話題…