新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ASEANのひびわれ

8月18日号のAsiaには、南沙諸島・西沙諸島を巡る中国との対立への懸念を共同声明に織り込めなかったASEAN内部の確執とその限界についての記事が出ています。インドネシア・フィリピン・ブルネイそしておそらくはベトナムあたりが主張した文書による懸念の表…

旗幟鮮明

ネットでは8月18日号が流れています。Leadersの中身をみると、微生物が構成する人体構造について、アメリカ共和党の副大統領候補にきまったポール・ライアン氏について、軍に対して指導的な立場を取ろうとするエジプトのモルシ新大統領について、政府の高コ…

想像力の限界

8月11日号のScience and technologyには、アフリカで見つかった新たな古生人類の化石と、人間の進化についての記事が出ています。それによると、4万年前まで地球上にはネアンデルタールやジャワ原人など、私たち現生人類と遺伝子的に繋がりのない「人類」が…

ユーロ解体へのロードマップ

8月11日号前半のBriefingは、すでに現状維持が極めて難しくなったと考えられる統一通貨ユーロの今後について、ドイツのメルケル首相に宛てた手紙の形を取って語られています。それによると、どう頑張ってもギリシャを始めとする重債務国をユーロ内に留めてお…

ユーロが崩壊する日?

ネットでは8月11日号が流れています。 Leadersですが、ユーロ危機に伴い真実味を持ってささやかれるその解体とドイツ・メルケル首相の選択について、北朝鮮に覗える変化の兆しについて、コンピュータを使った高頻度株取引とその弊害について、中国の年金制度…

インドと電力とインフラと

8月4日号のAsiaには、先ごろインドで発生した大規模停電により明らかになった同国の電力事情と、そしてインフラそのものを巡る大きな矛盾についての記事が出ています。 なんでも7月31日のこと、突如発生した大規模停電により地下鉄が止まってしまい、乗客は…

Huaweiを知っていますか

8月4日号のLeadersと特集では、中国のエレクトロニクス・通信大手の華為技術有限公司が取り上げられています。特に電話機の分野ではエリクソンを抜いて世界最大のメーカーになった同社は、世界各国で14万人の従業員を擁する超大企業なのですが、日本で華為と…

日本の足跡

ネットでは8月4日号が流れています。Leadersは中国の多国籍企業、Huaweiについてやロンドンオリンピック、ロムニー候補外遊、インドの電力インフラその他満載ですが、その前にFinance and economicsで目立つ記事を見つけたのですが、それは「日本からのレッ…

オリンピックの経済学

7月28日号のFinance and economicsには、オリンピックのメダル獲得数を経済学的に見てみれば、という記事があります。おおよそ人口と一人当たりGDPに比例することに加え、前回大会の成績というのも結構影響しているそうです。さらにかつての共産圏諸国には、…