新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ばらつく景気回復

1月23日号のFinance and economicsですが、みんなで一緒に不況になったはずの世界経済が直面するばらつきのある回復について。日本から見ると、それが回復ならばと言いたくなるような状況であり認識ではないかと思うのですが、たしかに世界的にはたとえば建…

中国はイノベーションに向かうか?

1月23日号のBusinessでは、経済特区第一号として寒村から9百万人の人口を抱える大都市へと、わずか30年で変貌した深セン(土へんに川)と、製造業を中心とした新規創業について紹介しています。長年、創業率が廃業率を下回り企業数がじり貧となっている日本…

隣国との関係、そして世界

1月23日号の地域記事を通覧して思うことなのですが、中国と日本、中国とベトナムの間に横たわる領有問題(日本の場合は沖ノ鳥島に関する島か岩かの解釈も含む)についての整理の難しさは、もしかすると死者の数や歴史の長さこそ違うものの、中東和平問題(イ…

デブの上げ止まり

1月23日号、United StatesのLexingtonは、アメリカ人の肥満化傾向に歯止めがかかりつつある、というニュースについてです。今まで右肩上がりで太りっぱなしだったのか、と思うとそのほうがびっくりかもしれませんが、かつてアメリカで、「わたし、ダイエット…

大きな政府の代償とは

1月23日号、地域記事の前のBriefingは、お約束とばかりに「大きな政府」へ政策的な軸足が移りつつある(特にアメリカ)ことへの警鐘みたいな内容になっています。実は日本の民間は、一見エラソなことを言う人もいるかと思いますが、対日直接投資の制限につい…

大きな政府?

ちょっとご無沙汰してしまいました。旅先でバタバタしているのですが、すでに1月23日号がネットで流れていたので目を通しました。ハイチについての話がどれくらい出ているか気になっていたのですが、結果的にはLeadersに一件、WorldのThe Americasに一件記事…

JALをめぐる話

1月9日号のBusinessには、やっぱり法的整理をされることになったJALを巡る、先週末時点でのさまざまな思惑や噂についての記事が載っています。で、今から見直してみるとたいがいのことは記事が書いたとおりになっているのですが、いわく法的整理が妥当、いわ…

中国とアセアンの自由貿易協定について

1月9日号のAsiaで目に付いたのが、今年1月1日に発効した中国とアセアンの自由貿易協定ですね。数年前に日本を出し抜く形で合意された時はいよいよ日本の足元に中国が迫ってきたことを実感したものでしたが、時あたかも世界第二位の経済大国というタイトルが…

JALは?

1月2日号、Businessのページでやっぱり気になるのはJALについての記事です。日本のメディアが取り上げている以上の情報はないと思うのですが、不気味なのは一週間も経つのに読者コメントがないこと、でしょうね。それくらい、JALの破綻というのは日本企業ら…

明けまして

2010年の出始めは一寸更新をサボってまして、気がついたら7日になっていました。ようやく今日、1月2日号の印刷版が届きました。今年も「The Economistを読むブログ」をよろしくお願いします。さて、年の初めはAsiaに載っていた中国の「罪と罰」に関する記事…