新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

デジタル機器はモバイルに?

10月27日号のBusinessには、マイクロソフトが新たに発売したWindows8を巡る観測記事が出ています。興味深かったのは、パソコン、タブレット、スマホのそれぞれの分野で「勝ち組」が鮮明になってきていること、でしょうか。先ずパソコン分野ですが、これは相…

習近平は共産主義から脱却できるのか

ネットでは10月29日号が流れています。Leadersのトップ記事は、11月に中国のトップに着く習近平氏が直面するであろう現状について、様々な制度疲労が積み重なっていることを指摘したうえで、敢えて習氏に対して共産主義からの決別とも言うべきいくつかの改革…

サプライチェーンの問題?

10月20日号のBusinessには、尖閣諸島を巡る日中関係の悪化が日中間のビジネス、特にサプライチェーンの運営に大きな影響を及ぼしているという記事が出ています。この環境にあって、ユニクロや三菱自動車など、中長期の拡大路線を明らかにする会社もあるそう…

つかの間の

10月20日号のAsiaには、シアヌーク前カンボジア国王の死去と、それに伴いカンボジアに生じる将来への不安についての記事が出ています。確かに、カンボジア国民にとってはフランスからの独立を勝ち取り、対米戦争とそれに続く内戦の結果として生まれた新生カ…

引き分けでしたっけ?

10月20日号United Statesのトップ記事は、先日行われたアメリカ大統領選挙の第二回テレビ討論会の結果についての論評が出ています。既に日本国内でも、世論調査の結果などでオバマ大統領が勝ったと判定する人が多数であったという結果が報じられており、これ…

響かない拍手

10月6日号のAsiaには、日本のナショナリズムについての論評が出ています。主には石原都知事による尖閣諸島購入が野田政権により防止されたこと、でもそのニュアンスが中国には伝わらなかったこと、それにもかかわらずメディアがあれこれ書きたてることなど、…

米大統領選挙

10月6日号のLeadersトップ記事は、やはりこの時期になると、ということでアメリカ大統領選挙を巡る話題です。第一回目のテレビ討論の結果が世間を賑わせたことは周知のとおりですが、今から11月までThe Economistも「これでもか」というくらいあれこれと、選…

LCCは空を制覇するか

9月29日号のBusinessには、AirAsiaの日本進出と絡めて、同社が描くアジア戦略とLCCの未来についての観測記事が出ています。日本の次は韓国を狙っているのだそうですが、満を持して(?)進出したヨーロッパ線は、損失が埋まらず早々に撤退を余儀なくされたの…

人口動態が示す未来

9月29日号のFinance and economicsには、先進各国の戦後ベビーブームに生まれた世代がもたらすであろう財政圧迫に関して、経済統計から導かれる予測値を示しつつ、それが深刻なものであることを示しています。日本でも「団塊の世代」が生まれた戦後ベビーブ…

原因不明

9月29日号のLexingtonは、米国大統領選挙に向けて、民主・共和両党のまず目指すべきところが論争における勝利などではなく、投票への熱意を失いかけている支持者をいかにして投票に行かせることができるかである、という意見記事になっています。日本も政党…