新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

中国の迷走、ほか

3月10日号は、LeadersのトップとBriefingで全人代を迎えた中国の政情について特集しています。軍を基盤とした歴代共産党政権の交代劇を通じてどのように胡錦涛主席へ権力が引き継がれていったか、そのプロセスを通じて現出された左右の緊張関係が、都市部と地方との利害対立も手伝ってどのように政権の判断に影響を与えているか、など。さしあたり、驚異的な経済成長によってもたらされる雇用や富により貧困層の不満暴発をなんとか凌いでいる、というのが実態ではありましょうが、外から見ればその経済成長がもたらす機会そして脅威は拡大こそすれ収まる気配など微塵も感じられない、と言うところではないかと思います。その他、Lexingtonでは共和党ジョン・マケイン候補の侮りがたい人気と実力、など。