新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

無事復帰しました

・・・で、6月23日号もさらりと読み流してしまったのですが、やはり気になるのはパレスチナ分裂でありアフガニスタンの停滞だったりします。地球温暖化対策について先頭を走るカリフォルニア州のシュワ知事については、人口増加や自動車産業との排出権をめぐる対立等、必ずしも先行きが明るい材料ばかりでないこと。「ヒラリー嫌い」が声を大きくする中、それでも民主党候補の中ではトップの支持率を維持するヒラリー候補。EU憲法がEU条約と形を変えて、サルコジとブラウンが入ってきて、さあそれでどうなるEU?スーパージャンボの供給に不安を残すエアバスに対して、ハイテク中型機787で勝負にでるボーイング、アメリカ市場で善戦する現代自動車、バイオ燃料の影響で乱高下する食料市場、貨幣価値の計算方法によっては人民元の価値は正当で、異常に安いのは円かもしれない話、果物からバイオ燃料を取る技術、生活環境が細分化されると生体も小さくなると言う話、などなど。

Obituaryは国連事務総長を務められ、その後オーストリア大統領になったクルト・ワルトハイム氏の逝去を伝えています。ウィーンの国連ビルを入って食堂につながる通路の右手には、今も彼の肖像画が掲げられていると思いますが、かつてナチにつながる軍歴を持ったことが災いして、その後政治の表舞台に立つことはなかった方でしたね。ご冥福を祈ります。