新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

ヨーロッパ、揺れてます。

3月22日号ですが、景気減速の影響はヨーロッパでも顕著なようで、地球温暖化対策の遅れ(Charlemagne)や航空会社の買収(Business)などにその匂いが漂っています。エールフランス−KLM連合がアリタリア航空を買収する話については、欧州統合の加速とも読み解けますね。かたやイスラムとの溝は一向に埋まることがないように見えるのは、作者を暗殺しようとした過激派がつかまったことを受けて、オランダとデンマークでまたぞろマホメットを風刺した漫画がメディアに掲載された、のだそうで。言論の自由は保障されるべきでしょうし、それを勝ち取り、誇りとする人の言い分は判るのですが、隣人との付き合いの中でそれを振りかざすのはいかがなものか、と言う気がするのは隣国を気遣ってメディアが書くことも書けない空間に生きているから、なのかもしれません。

今週は、宗教と科学についての長い記事が載っているScience and technologyが面白そうなので、少しじっくり読んでみようかな、と思っています。