新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

未曾有の食糧危機

4月19日号のBriefingですが、世界が迎えつつある未曾有の食糧危機についてでした。それによるとこれまでの食糧危機は戦乱や異常気象など原因が特定できて、しかも被害地域が限定されていたのに比べ、新たな食糧危機は原因が複合的で(中印の需要増大、バイオ燃料、作付けの時期ずれなど。気候変動の要因もあり、と思われるが?)、被害地域が全世界に及ぶとの点で未曾有のものであるとのこと。おかげさまで日本にいるとまだ深刻な食糧危機を実感することは少ないのですが、すでにあちこちで現実問題として取り上げられつつあることに、もう少し警鐘を鳴らしても良いのではないかという気がしています。