新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

関心は中国へ

8月2日号です。

やはり、というか当たり前の話というか、オリンピックを前にして関心の向きは中国です。そんなときでもLeadersでは熱を帯びるトルコの世俗主義とイスラムの確執について、なんていう記事をしっかり載せてたりしますが。

さて、中国についてはLeadersとAsiaに加えてbriefingそしてBooksでも関連記事があり、特集はスポーツビジネスと来ていますので、なにやら中国・北京オリンピック特集号的なイメージがあります。

さすがにThe Economist的な視点はしっかりと確保され、Leadersおよびbriefingではオリンピックと民主化の動きについて、メキシコやソウルの例を参照しながらしっかりと論じてくれています。一言で言うとオリンピックは現政権が直面する政治的に極めて敏感な時期、という認識に尽きると思うのですが、たしかに期間中かならず起きるであろう「何か」を踏まえないと「その先」は簡単には語れないだろう、と言うことかと思います。「どっちかというと不機嫌なパーティへようこそ」とのタイトルが、率直な認識を表しています。

http://www.economist.com/world/asia/displaystory.cfm?story_id=11841531