新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

変わらないもの

7月18日号です。

Asiaでは、韓国資本による北朝鮮のケソン工業団地が依然として活発に操業していることについての懸念、もしくは批判的な指摘がありました。が、読者コメントには「ミサイルを売って外貨を稼がせるよりまし」との投稿も。

Middle East and Africaでは、ナイジェリアを訪問したオバマ大統領と、ブッシュ政権時代と比べてあまり代わり映えのしないそのアフリカ政策について。アメリカにとってアフリカは石油を巡る利権がその政策の軸となることや、血縁への期待はいまだに大きいものの大統領就任後初の歴訪から外されたケニアが抱える内政問題(現大統領の選挙違反)と、それが物語るオバマ大統領の民主主義重視政策に触れて、「前政権からの大きな変化はない」と結論づけています。

西アフリカには陸地と島をもちながら首都を島のほうにおいている赤道ギニアという国があるのですが、民主化はおろか、独裁者とその親族による骨肉を争う政権抗争の歴史について、アメリカ、中国そして旧宗主国たるスペインもほとんど目くじらを立てずにいるそうです。キーワードは「石油」だとか。。。

なんか、変わりませんねえ。