新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

民主党、いずこもまた。

3月6日号のUnited Statesをざっと眺めてみました。
ニューヨーク州民主党議員について、DVやセックスがらみのスキャンダルによる失脚の話、オバマ大統領の健康保険法案の長くて難しい今後、Lexingtonは白人の成人男性から特に支持率が下がり続けているオバマ政権について書いています。日本の民主党の場合、スキャンダルは「政治とカネ」ですが、ところ違えば品変わるとはいえ、どうにもスキャンダル体質と無縁でいられないこと、そして「おとうさんたち」から白けられているあたりは、いずこも同じ状況なのかな、と感じてしまいます。

実際には、ジョンソン大統領以降民主党の大統領候補で白人の成人男性から多くの支持を集めた候補はいなかったそうで、オバマ大統領はケリー大統領候補よりも白人成人男性の支持が多かったとか。また日本の場合は白けたとはいえ、じゃあ自民党に戻るのかと言われればそれはかなりの率でNoだろうと思うのですが、アメリカの場合は共和党というかなりしっかりした受け皿があって。

そう考えると、日本の長期的課題の一つは自民党の立て直しと共和党的保守政策の充実ということになるのかもしれません。国のおカネが流れないだけ、自民党の皆さんにとってはつらい日々でしょうけど、彼我の違いをしっかりと認識してここは頑張っていただきたいものです(そうでもしないといつまでたっても今のレベルの民主党政権と付き合い続けなければならなくなるわけで)。