新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

地球温暖化とどうつきあうか

9月4日号のScience and technologyには、その情報管理能力やコミュニケーション能力、そしてこれらに起因する勧告の質を巡って改革の方向性が問われているIPCC(気候変動政府間パネル)の今後についての論評が出ていました。現在のパネルについては科学的な議論は出来ても、その真贋について裏づけを取るプロセスや、組織構造を合理的運営のために見直すといった管理的な側面で疑問符がつくようで、議長を務めるインドのパチャウリ博士にやんわりと交代を促してもいます。

さらにBooks and artsでは、地球温暖化がもたらすさまざまな変化に対する対応について書かれた本の書評が出ていました。国が半砂漠化することが懸念されているスペインなどに比べれば、イギリスあたりはまだマシなようですが、それにしたところで今より気温が上昇し、適応のための施策が求められるようになるようです。

今よりさらに暑くなる?今年の日本はもう、十分すぎるほど暑かったんですけどね。