新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

なぜ企業は存在するか

クリスマスで今週はお休みのThe Economistです。12月18日号のSchumpeter(久しぶり!)では、Ronald Coaseという経済学者が唱えた「市場経済に企業はなぜ存在するのか」という考え方に関するおさらいが載っています。曰く、全ての取引を市場に依存するより効率的に資源配分がなされるため、ということだそうで。所謂取引コストを最小化すると言うことかと思いますが、表面的なコストもそうですが、やはり時間でしょうね、最小化できるのは(というのはコストを最小化していることでもあるのですが)。同じように、そのほうが速いと思っているらしい少なからぬ数の国では、政治の面でも非市場経済的な独裁主義や一党制を堅持したりもするわけで。その意味では、ちょっと片手落ち議論の記事と批判されても仕方なさそうな記事でした。最近、The Economistに対してやや厳し目の評価が続きます。。。