新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

数字の軽さ?

1月8日号のInternationalには、Googleが始めたNgramというサービスについての論評が出ています。これはGoogleが作成した何百万冊という本に使われた単語のデータベースだそうで、たとえば「汚職」という単語は英語ではあまり使われていないのに、中国語で出版された本だと使用頻度が激増しているなど、ちょっとした社会観察には使えそうな仕組みです。

ただ、ちょっと考えてみるとこの手の数字が使われる先と言うのはどうも結論が先にあり、その裏付け代わりに使われることのほうが多そうな、どうしてもそんな予感を抱いてしまいます。そんなふうにデータが使われるとすると、数字はどんどんん軽くなってゆくような、気がしますけど。