新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

何がCounterproductiveかというと

1月15日号のLeadersには、中国の外交戦略が攻撃的になっていること、中国は胡錦濤酒席の訪米を機に、地域の安定化への協力を申し出るべきだとの記事が出ています。

西側のジャーナリズムとしては妥当な意見なのでしょう。ただ、中国の現政権が現状維持路線を支持するとも思えませんが。そのようなバランスの中、果たして何がcounterproductive(非生産的)かというと、言わなくても良い話をほじくりかえすアングロサクソン的なアプローチにこそその根があるのではと思うのですが、これはジャーナリズムの哲学に触れることにもなるので、The Economistとしては決して納得しないでしょうね。

日韓連携を強化しつつ、中国のカシミールやアフリカでの軋轢も目に入れて、米中関係の成り行きを注視しようと思います。