新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

コーヒーハウスの逆襲

7月9日号がネットで流れています。
Leadersのトップは先進国で新聞を凌駕しつつあるネットメディアについて。
かつてニュースはパブやコーヒーハウスで人口を膾炙して流布されるものだった時代に広告付きの安価なメディアとして登場した新聞は、一気に広まり「マスメディア」の時代を拓いたものだった、そうです。実際今でも世界的にいえば(途上国のおかげ)新聞の販売量は伸びており、全体的にいえば人類はまだマスメディアの時代にあると言えるようなのですが。

先進国に限って話をすると、この風景も随分と変わってきていて、新聞を取るか・読むかという話になると「取っていない」「読んでいない」人も随分と増えているものと思われます。新聞を取らなくても、読まなくてもニュースはネットから自動的に入ってきます。

で、ネットメディアの特徴はと言えば、大量の情報が一方通行で流されたマス媒体と違い、受け手が瞬時に送り手になれること、様々な人がさまざまな情報付加価値を提供できること、ときにはやや正確さを欠く場合もあるかもしれないことなど、実はコーヒーハウスの口コミと似たような性格を持っているものだということで、落ちは「コーヒーハウスが戻ってきた」だそうです。なーんだ。