新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

台湾の政治的動揺?

9月21日号はAsiaで台湾・国民党の有力者がその影響力を濫用したとの事件について、国民党政権内に見られる亀裂~というほどのものかどうかは議論があるかもしれませんが~という見方で大陸との関係における若干の懸念を示しています。

興味深いのは関連する記述で野党・民進党との関係改善にも取り組む中国政府の姿勢について言及しているあたりで、言われているほど警戒に値しない、というシグナルを中国政府は台湾に対して繰り返し送っているのだそうで。

内部亀裂、よりはむしろ中国からのシグナルをどう捉えるかのほうに、政治的動揺のタネは宿っているような気もするのですが。