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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

中国イノベーション

11月9日号のBusinessには、こんど中国で始まる先進的なユーザー参加型オンライン動画プログラム(英語ではThe Goddess Office)に関するちょっと興味深い話が出ています。インターネットのみで提供されるこの番組は、美人の人気若手女優4人が共同生活をする中で、いっしょにインターネットを使ったショップを開業し、そこに様々な事件が起きてくるという物語仕立てなのですが、そこに視聴者が意見を言ってそれがストーリーに反映されたり、実際に投資したり、そしてそれが即ち次のお話のネタになっていくというものだそうです(注:ネットであれこれ検索したのですが、それらしい情報はヒットしませんでした)。

中国のオンライン動画市場は今や4億5千万人ものユーザーを抱える世界最大のマーケットになっているのだそうですが、政府の締め付けが厳しいテレビと違い、インターネットは(ガス抜きのため?)規制の運用が緩いこともあってか、その人気はうなぎのぼりだそうです。Youtubeなど外国のサービスが使えない分、国内の動画サイトが人気を集めていることもあって、市場規模が小さく競争も激しい先進各国の同業に比べると、先進的な取り組みがなされるだけの素地はあろうか、ということのようです。

ただ、政府が提供する無料サービスに慣れた消費者が、それほど高くないとはいえ、有料のオンライン動画へと本当にシフトしてゆくのか?という疑問符は消えないだろうというのがThe Economistの見方です。とはいえ「ほかのだれもやらなかった」イノベーションを、もし中国が起こしうるとしたらこの分野ではないだろうかというイメージは、何となくですが分かるような気がします。