新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

脇の甘さには

The Economist9月27日号のAsiaには、日本で広がるヘイトスピーチと、それに対する安倍政権閣僚のコメントや過去の行状などを結び付けて、最近やや下火になった感のある「安倍政権=極右」を連想させるような記述の記事が出ています。

ちょっと気になったのは、最近の閣僚の方々の振る舞いで、脇が甘いと言われても仕方ない例が出ていることですかね。昨今、ネオナチの代表と安倍政権の閣僚が写真を撮ったことなどが海外メディアを騒がせているようですが、「そう見られても構わない」的な脇の甘さが見え隠れするような気がします。

日本のメディアは、安倍政権が訴えた国連安保理改革について、中国が反対していることのみを伝えていたようなところがありますが、閣僚のみならず政治家には、日本を敗戦国にしておいた方が都合が良い国というのはむしろ他にある、というような視点で周囲を見極めたうえで、写真や発言に関するガイドラインを設定する、くらいの脇の堅さが求められるのではないかと思います。