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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

南軍旗のゆくえ

6月27日号のUnited Statesには、さきごろサウスカロライナ州チャールストンで起こった白人青年による黒人向け教会での銃乱射事件を受け、撤去があいつぐ南軍旗(英語ではConfederate flagと言いまして、必ずしも「軍旗」というわけではないようです)と、アメリカ国内にこの事件がもたらした余波についての記事が出ています。

まず、旗の付いた商品などが売られなくなったということ。公的な機関でこの旗をつかっていたところが旗の掲揚を自粛しはじめていること。州旗のデザインの一部に南軍旗が使われているところもあって、一斉に南軍旗が姿を消すというわけではないようですが、それでも南軍旗に批判的な意見に反対する動きは予想されたよりぐっと少なかったそうで。

The Economistによると南北戦争の後、北軍側が「双方に大義があった」という考え方を素早く受け入れ、国家の団結を再構築することを優先させた経緯があるそうで、だとすると南軍旗はアメリカの寛容性を象徴するものだったのだろうと思うのですが、今回の事件は、アメリカの精神史をも塗り替えることになるのでしょうか。