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新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

帝国の野望

ネットでは4月9日号が流れています。

表紙とそしてLeadersのトップは、古代ローマ皇帝にも擬せられるほどの存在となりつつある(?)Facebookの創業者、マーク・ザッカーバーグ氏と同社が目指す更なる未来についての記事です。

なにせ登録者数16億人、うち10億人が毎日20分以上つながるというFacebookは、扱うデータの量についてはGoogleとならんで(こちらは仕事向き。FBは暇つぶし、だそうですが)世界に影響力のあるサービスになっているとの認識に間違いはないでしょう。

いずれもデータを飲み込み、それを意味あるものにして提供することで付加価値を生み出していることは同じだと思うのですが、であれば確かに「まだ取り込んでいないデータ」の獲得についてやっきになるのは分からなくもありません。FBは、太陽光で飛ぶドローンを使い、ネットにつながっていない人のデータも取れないかという研究を進めているのだそうで(ちなみにGoogleは気球を使う案だそうです)。

昨日の記事でも書いたAIについての取り組みもさることながら、バーチャル・リアリティ(VR)そして、たぶん私は初めて聞いたのですがアーギュメンテッド・リアリティ(AR)という取り組みも最重点課題とされているそうです。これは、たとえばスクリーンに映った画像にあれこれ解説が入る、といったようなサービスのことで、簡単に言えばテレビのデータ放送をもう少し親切にしたもの、というようなイメージかと思います。

際限なく飲み込んだデータをAIが処理し、それをVR/AR端末で提供することがもたらす付加価値がどんなものになるのか、ちょっと想像がつきません。私はなかなかすごい話だと思うのですが、日本には比較できるレベルの発想や企画がほとんど存在しないためなのか、あまり報道されませんよね。もしくは、もうこのようなトピックはテレビや活字媒体といった既存メディアの手が及ぶところではなく、ネットしか見ない人たちの専売特許になりつつあるということなのかもしれません(そういった中で、老舗の活字メディアであるThe Economistは頑張っていると思うのですが)。すなわち、テレビや新聞は老人メディアということ?ま、確かにそうかも。