新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

供給過剰

4月9日号のBusinessは、中国が直面する産業供給力の過剰について、項目を挙げてその懸念を示しています。可能性が懸念されるのはThe Economist曰く、鉄・石炭・アルミニウム・石油精製品・化学品・そして自動車だそうですが、このうち自動車を除くすべてが輸出可能な品目ということで(自動車は、国内でしか売れない、のだとか)、懸念が懸念で終わらないことは、かつてのバブル崩壊を経験した日本が骨身にしみてわかっていることだと思います。やればよいこと(供給力の調整)は最初から分かっているのに、どうやればよいかが最後まで分からず(結局今に至るまで体系化した知見になっていない)、他への応用可能性がごく低いことが大変残念なお話なのですが。