新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

もしも、という話の中に

7月16日号のThe Economistは、世界中の「もしも」という仮説を特集したページがあるのですが、その中で面白かったのはトランプ氏が大統領になったらと言う記事の同じページに小さく示されていた「もしもアメリカにイギリス風の議会があったなら」という推計値の囲み記事でした。大統領選挙における有力候補を党首とする政党があったと仮定して、どのような議席分配になるのかを世論調査に基づいて割り出した数字だそうです。

第一党 自由党 ヒラリー・クリントン党首 124議席

第二党 社会民主党 バーニー・サンダース党首 113議席

第三党 人民党 ドナルド・トランプ党首 112議席

第四党 キリスト教連合 テッド・クルーズ党首 49議席

第五党 保守党 ジョン・ケーシック党首 37議席

数字は今年4月の調査に基づくものだそうですが、一人を選ぶ大統領制では死票になる少数意見が、イギリス風の議会政治ではある程度担保される可能性があることが見て取れますね。