新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

やや危険?

いささか旧聞に属しますが、ソフトバンクサウジアラビアの政府系ファンドから出資を得て、先端技術開発案件への投資を加速させるというニュースがあったのをご記憶の方も多いと思います。

www.bloomberg.co.jp

The Economist誌は8月18日号のLeadersで、同国の政治を動かしていると言われるムハンマド・ビン・サルマン皇太子の最近の行状について、投資家の立場に立った素直な疑問を呈する記事を掲載しています。

https://www.economist.com/leaders/2018/08/18/muhammad-bin-salmans-capriciousness-is-hurting-saudi-arabia

曰く、カナダの外務大臣ツイッターで、サウジアラビアは平和的な抗議を行う者を拘束すべきでない、という発言をしたことに対抗して、皇太子は駐サウジアラビアのカナダ大使を国外追放し、二国間貿易を遮断、カナダの医療機関にかかっていたり、カナダの大学で学んでいるサウジアラビア人に、カナダ以外の国のサービスを使うよう強要したのだそうです。

女性の自動車運転を認めたり、テーマパーク開発に乗り出したりと、比較的評判の良い報道が多かった皇太子ですが、今回の出来事はちょっと、という感じですかね。

ソフトバンクのプロジェクトが影響を受けなければ良いのですが?