やや危険?
いささか旧聞に属しますが、ソフトバンクがサウジアラビアの政府系ファンドから出資を得て、先端技術開発案件への投資を加速させるというニュースがあったのをご記憶の方も多いと思います。
The Economist誌は8月18日号のLeadersで、同国の政治を動かしていると言われるムハンマド・ビン・サルマン皇太子の最近の行状について、投資家の立場に立った素直な疑問を呈する記事を掲載しています。
曰く、カナダの外務大臣がツイッターで、サウジアラビアは平和的な抗議を行う者を拘束すべきでない、という発言をしたことに対抗して、皇太子は駐サウジアラビアのカナダ大使を国外追放し、二国間貿易を遮断、カナダの医療機関にかかっていたり、カナダの大学で学んでいるサウジアラビア人に、カナダ以外の国のサービスを使うよう強要したのだそうです。
女性の自動車運転を認めたり、テーマパーク開発に乗り出したりと、比較的評判の良い報道が多かった皇太子ですが、今回の出来事はちょっと、という感じですかね。
ソフトバンクのプロジェクトが影響を受けなければ良いのですが?