新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

イースター休み?

4月7日号は、特集記事もなく、いつもに比べて一寸薄めです。その分じっくり読めるから良いという点もあります。Leadersは、新興勢力の活躍が目立つ多国籍企業の変質について(古い企業は新しい企業のやり方に負けるわけには行かないので、自然と淘汰や革新が進む)、読み方によっては譲歩的とも読めるイランと西側の力関係について、米韓FTAについて、アメリカの進めるとうもろこしを使ったバイオエタノール政策の不合理さについて(高コスト、高エネルギー消費、高補助金)、カシミールを巡るインドとパキスタンの和平交渉について、という内容です。

Asiaのトップ記事は、明日から日本を訪れる温家宝首相と安倍首相のマンガを載せて、日中交渉の方向性について(総じて楽観的)、その他各国のトピックを伝えています。

イースター休み、ということであまり難しい話は読みたくないと言うわけでもないでしょうけれども、細かい機微に注意を払わずとも読める(その分、なるほど、とうなずくことの少ない)話題が多いように感じています。実際のところ、国際政治の世界もここ数日は珍しく静か、なように見えるのですが。