新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

メルケルの憂鬱

1月31日号のLeadersのトップ記事は、ギリシャの新政権とユーロの存続、そして欧州の景気動向に絡め、ドイツのメルケル首相がその手腕でデフレを阻止できるか、という点に注目しています。The Economist誌は、多少財政が悪化しようともギリシャの債務を減免し、その代り構造改革を完遂させて体質強化を図るべき、景気はその後で良くすればよい、というスタンスです。最近はなんだか彼女がヨーロッパの指導者、という感じの書かれ方ですが、経済面を意識していえば、たぶんそれがホンネなのかなと。