大統領予備選大詰め
The Economist誌6月4日号のUntied Statesは、いよいよ今週大詰めを迎える民主党予備選の見通しと、最後まであきらめないとするバーニー・サンダース氏の戦いぶりが不合理なものであるとの見解を伝えています。
日本のメディアでも、米領バージン諸島でヒラリー・クリントン女史が勝利したことが伝えられていますが、これに続いてプエルトリコでも開票が進んでおり、このブログを書いている段階で2:1くらいの投票率でクリントン女史がリードしています。
この調子で開票が進むと、彼女の当選に必要な代議員数は残り50人を切ることになり、大票田カリフォルニアでの結果に関わらず彼女が民主党の大統領候補となる可能性が高まるという展開であるように見えます。
サンダース氏の戦略はカリフォルニアにおける善戦→クリントン女史を支持する特別代議員への翻意働きかけ、という狙いのようですが、その可能性もだいぶ厳しくなってきているように思えます。他の候補が早々に撤退してしまったせいもあるのだと思うのですが、二人の差は広がりこそせず、全く縮まってはいないからです。
あきらめない彼の善戦ぶりは印象に残るものですが、その動きを吸収して本選挙に勝つのはクリントン女史なのか、あるいはドナルド・トランプ氏なのか、興味は尽きないところです。