オバマ当選に関する読者からの声
11月15日号のLettersは、ある意味当然なのかもしれませんが、すべてオバマ当選と、その前後のThe Economistの記事に関するものでした。骨のある意見だな、と思ったのは財政出動を伴う緊急経済対策に前向きなオバマ氏を最後には支援したThe Economistの「ぶれ」を問う意見ですかね。自由主義経済と市場のメカニズムを何より重んじる同誌にしては、マケインではなくオバマ、というのは長年の読者からすれば「えっ?」という要素も少なくなかったと思います。アメリカの雑誌と違って、国際的なウソをついたり偏向したりすることがないからせっかくThe Economistを読んでたのに、という意見すらありました(この手の意見を進んでLettersに載せるあたりが同誌の真骨頂でもありますが)。全面その手の記事が載っていた最後にイタリアからの、思わず膝を打つ意見をひとつ。
「オバマ新大統領は、たぶんアメリカ大統領の職責として我々の首相であるシルビオ・ベルルスコーニと会わなければならないのだろうと思います。私はあらかじめあやまっておきます。」
http://www.economist.com/opinion/displaystory.cfm?story_id=12591216