ケータイで支払い
9月26日号のトップは、ケニアのサファリコムという携帯電話会社がやっているM-PESAという送金システムの成功と、それを脅威ではなく機会と捉えつつある金融界・携帯電話業界の視点について、でした。
日本では、ケータイで使える送金システムは携帯電話会社ではなく、銀行によるインターネットサービスの一部としてすでに使われている人には使われているわけですが、M-PESAの特徴はテキストメッセージの送受信のみで決済が完了すること、特に口座を開いたりしなくてもおカネのやりとりができること、すなわち「手軽さと敷居の低さ」にあるのだと思います。これまで金融業界は、その敷居の低さが持つセキュリティ上の不安などを理由にM-PESAとは一定の距離を置いていたようですが、やはりその使い勝手のよさや周辺国への拡大などを見て、むしろ機会として捉える動きが出てきた模様です。
金融業と携帯電話の融合なんて、日本でも進められる可能性はあるのでしょうか。
珍しく個人名での記事が出ていたのは、亀井静香郵政・金融担当大臣についてだったのですが、郵政改革を中断させようとしていること、中小企業金融に棹さす発言が相次いでいることなどへの懸念がストレートに書かれていました。変化と成長へのモメンタムが、どんどん弱められて行くのではないか、そんな懸念を感じさせる記事でした。
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