新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

カブキ経済、だそうですけど。

2月20日号のFinance and economicsにはKabuki economicsというタイトルで直近の四半期に年率4.6%の成長を記録した日本経済に関する論評が出ています。曰く、実態よりも良すぎる数字はあたかも歌舞伎役者が演じる大袈裟な「見得」のようだ、とのこと。

読者コメントにも、数値の良し悪しとは関係なく淡々と日々の生活が続く日本の姿に触れたものもあります。記事を好意的に捉えるもの、懐疑的に捉えるものとコメントにもばらつきはありますが、とはいえ大枠で日本が強い成長力とははるか無縁のレベルに居ざるを得ないとの認識に違いはない模様です。

たかが4.6%という数字がカブキの見得に譬えられるほど、日本経済の実力はもはや周囲を驚かすものではなくなっているということですかね。