新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

バウンス・バック

4月3日号のUnited Statesには、Hitting the reset buttonと題して、健康保険法案を通過させた後、世論調査で軒並み支持率を上げているオバマ政権の「勢い」についての記事があります。どの調査を見ても政権の支持率が高まり、勢いが出たと言う数字が明らかと言うほどではないのですが(健康保険に関する政策支持率は相変わらず50%弱、政権支持率は多少向上した)、自ら信ずるものへの強いコミットメントや法案通過を好機と見てアフガン電撃訪問など「次から次へと」政策課題をこなそうとする姿勢があきらかに共和党を守勢に追い込んでいるように見えるのは事実のようです。このままでは11月の中間選挙で巻き返しを図る共和党の勢いが削がれるばかり、という状況のようですが、The Economistはこの機に合わせて特集記事をのせてくれていますので、今週は少し特集記事に注目してみたいと思います。