新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

国債と銀行の話

7月17日号のFinance and economicsには、銀行による日本国債の引き受けについての記事が出ています。ある意味で日本経済にとっては「そこにあることが当たり前の危機」みたいな感じになってしまい、国内ではメディアも頻繁には取り上げなくなっているような気配があるのではないかと思いますが、銀行は銀行でバーゼル規制による厳しい損益管理を義務付けられているということです(すいません、あまり詳しくないのでどなたか判る方がいたらコーチお願いします)。このため如何に民間貯蓄が厚かろうと、いつまでも野放図に国債引き受けを続けられない、という事情もあり、本来民間企業に流れるべきおカネがそうなっていかないことも含めて、潜在的な警告として深刻に捉えるに足るお話ではないかと思います。