新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

The State of the Union

1月29日号のLeadersは、先日行われたアメリカ・オバマ大統領による一般教書演説(The state of the union address)についての記事です。

つい先ごろ銃撃された民主党のギフォーズ下院議員(アリゾナ)銃撃事件を受けて、国内に対して融和を呼びかける内容であったことは既報の通りだと思うのですが、景気刺激策としてのさらなる政府支出や増税、GDPの10%を超えようとする財政赤字の累積など、共和党、とくにティーパーティを支持する人たちからは受け入れがたい内容の政策が中心であったことから、これ以上融和が進んだり、オバマ大統領に対する支持率が大きく高まる状況になるとは思えません。

だったらあなたはどうするの、アメリカももうだいぶ先行きの見えない政治が続いていると言うことの表れなのでしょうね。「団結の状態(the state of the union)」を表すべき演説において、どのような思いで受け手(国民)がその演説を聞いていたであろうか、についてのほうが良くわかる記事でした。