新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

トヨタの他は?

1月11日号のBusinessには、2013年の速報値に基づき世界10大自動車メーカーの動向をまとめた記事が載っています。

「一千万台クラブ」と言われるサイズの会社は、スバルとダイハツを加えて販売台数トップとなるトヨタ、それを僅差で追うGMそしてフォルクスワーゲンが続き、7~8百万台レベルにルノー・日産グループ(ロシアのAvtoVAZを含む)、韓国の現代(起亜を含む)となっています。かつてビッグスリーの二番手だったフォードが6百万台、フィアットクライスラーグループと本田が5百万台でこれに続き、プジョーシトロエンとスズキが3百万台で10位争いをしている、と言う構図です。

意外なのは、自動車生産である程度の実績を持つインドのメーカーや、アメリカを抜いて最大の自動車市場となった中国メーカーの顔がまだ見えていないこと、高級車を作るダイムラーなどの欧州メーカーも販売台数ではトップ10に入っていないことなどですかね。またマツダや三菱などは多分このすぐ下にランクされるのだろうと思うのですが、そう考えるとトップ20のデータもかなり興味深そうに感じられます。

また日産を含めると、トップ10のうち4社が日系メーカーという構図ですが、その裾野を構成する部品メーカーまで含めると、さらに日系メーカーの強みがあぶりだされるのではないかと思います。そういう目線でみると2013年の自動車生産・販売統計はかなり面白いかもしれません。