新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

報じられない海外のニュース

8月18日号はMiddle East and Africaで、ウガンダで発生したMarburgというウィルスによる鉱山労働者の死亡事例を報告しています。1967年にドイツとユーゴスラビアで発症例が報告されているこのウィルスは、有名なエボラ出血熱に似たウィルスで治療法がなく、死亡率は90%以上と言う強力なものだそうですが、今回は早期対応が効を奏して、所謂アウトブレイクにはつながらなかったようです。鉱山内でウィルスを媒介するのはコウモリではないかとの仮設に基づき、各地でコウモリの標本が採取されたとか。

Europeのページではトルコ東部を悩ませる旱魃について。Internationalのページでは、ロシアだけではない北極の天然資源獲得にむけた周辺国の取り組みなどを詳報しています。日本では、海底に立てられた三色旗だけがテレビや新聞を飾ったようですが、実際にはデンマーク、カナダ、アメリカ等がそれぞれの思惑で北極の資源を獲得すべく動いている、ということのようですね。地球温暖化で氷が解け、何が始まったかというとそれは資源争いだった、というような。