新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

秋が深まるとクリムト

11月17日号のBooks and artsで一寸目が留まったのは19世紀のオーストリアを代表する画家、グスタフ・クリムトについての記事です。ニューヨークで展示会をやればその人気はゴッホを凌ぐほどで、21世紀になった今でも大変人気があるとの話です。

私事ながら、実は仕事でウィーンには良く行くのですが、週末など時間があるときに決まって訪れるのが美術館で、クリムトエゴン・シーレなど19世紀末を飾った巨匠たちの絵をゆっくりと眺めるのが私にとっては何よりの贅沢な時間の過ごし方なのです。エゴン・シーレもそうですが、特にクリムトは何より秋の景色に良く似合う画家です。深まる秋に思いを馳せつつ彼の絵を見るのは、さながら良質のジャズをBGMにしながら名著を読む時の充実感に通じるものがあって。

Obituaryではアメリカの作家、ノーマン・メイラーの死が報じられていました。