新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

チャベスの憂鬱

12月8日号はLeadersが高騰を続ける世界の食料市場、ベネズエラで大統領の終身制を問う国民投票が不調に終わったこと、ポルトガルで開かれるEUアフリカサミットに出席するムガベジンバブエ大統領とこれを忌避するブラウン英首相、イランの核開発が本格化するまでには時間がかかると言う米諜報部門の報告書、インターネットの効果的な使用方法について、などとなっています。

EUアフリカサミットは個人的にも一寸興味があり、ムガベ大統領のほかにスーダンのオマル・アル・バシール大統領も来ると言う話なのですが、それをも受け入れるヨーロッパの真意は、果たしてThe Economistが書いているように中国への牽制と主催国であるポルトガルの功名心だけなのでしょうか?本文の記事を注目してみたいと思います。

Lettersでは先々週の黒人中間層の没落に関するLexingtonへの同意、幾度かに分かれた記事で書かれたルーマニアに関する偏見とも捉えられかねない内容に対する同国外交官からの反論などが目に付きました。

大統領の終身制を導入できなかったチャベス・ベネズエラ大統領ですが、これが変化のきっかけになるのかどうか。地域記事の前のBriefingで詳報されているので注意して読んでみたいと思います。