新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

安定的でないロシア

ネットでは12月10日号が流れています。

表紙の絵と、そしてLeadersのトップはロシアのプーチン首相です。初めて大衆から突き上げを食らった彼の政権についての記事ですが、The Economistらしく誇張した表現もなければ、いつもどおりの書きぶりで「(プーチンが)ついにルールによる政治を実現できなかったロシアは周囲の国にとっても、また彼にとっても安定的とは言えない」と一刀両断です。

イメージとちょっと違うのは、アラブの春を呼び起こしたネット民主主義が、ここでも力を発揮したように見えるのですが、Leadersで見る限り、The Economistはこの点にはあまり触れていません。むしろそれを当然の変化とみなし、それにプーチンがどのように対応する・しないについての視点に特化した記事になっています。他にも2本ほどロシアについての記事があるので、少しそちらも見てみたいと思います。日本は「核の冬」ということで、省エネに縮こまる姿に関する記事、のようです(まだ読んでません)。