インドに投資するなら

5月12日号のFinance and economicsには、西インド洋の楽園・モーリシャスとインドを巡る、意外な事実についての記事が出ています。知らなかったのですが、この二国間には投資家に有利な租税条約が存在していて、インドに対する外国投資全体の国別統計で断トツの一位がモーリシャスなのだとか。で、記事によるとこの租税条約により裨益していた外国投資家への新たな課税が検討されるにおよび、インドの株は売られ、ルピーは7％も下落したのだとか。

もともとインドがモーリシャスに投資する場合の恩典を目途として結ばれた租税条約なのに、いまやモーリシャスはインドへの投資を目的としたペーパーカンパニーのオフィスだらけになっているそうで、なんでそうなるまで放っておいたの？という感想を含めて、何というか想像を絶する話です。