新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

中国の田舎について

10月13日号のLeadersは、中国の田舎についての記事から始まっています。そのほかは、裸の王様となる懸念が漂う英ブラウン首相、方向性が見えたパキスタンの政局と憲法をないがしろにしたムシャラフ大統領への批判、金融業界最大の買収案件となったABNアムロ銀行買収、そしてチェ・ゲバラが没後40年となって依然として高いカリスマ性を持つことについて、という内容です。中国の田舎について、はその後のBriefingでも詳報されていて、本当の中国の姿は田舎まで見ないと判らない、ということなのかかなり突っ込んだ書き方がされてます。経済発展で田舎でも都市的な問題が発生するようになったこと、しかしながら依然として都市生活者と田舎で暮らす人の間には厳然とした落差があること。でもなんで今、中国そして中国の田舎なの?というあたりは、全国人民代表会議の開催とリンクしている、ということのようで、Asiaのトップも中国です。

日本の国会やありようが、かつてこれほどまでに注目されたことはなかったように思います。その意味から言えば、すでに中国の存在感は日本のそれより歴史的に見ても上に行っている、と言えるのかもしれません。ちなみに日本の記事は大相撲の不祥事について、という小さな記事が一つだけでした。