新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

お父さんそっくり!

10月27日号の各地域のニュースを読み進めてゆくと、いくつか興味深い記事に出くわしました。United Statesでは、未だにハリケーン・カトリーナの爪あとに苦しむルイジアナ州の知事・上院議員選挙と非白人共和党知事の健闘の話、ブッシュ現大統領の双子の娘の一人、ジェナさんのUNICEFにおける活躍を書いた本の話(ちなみにお父さんに生き写しです。日本のメディアに取り上げられることは少ないと思いますが、未成年の頃他人のIDで酒を買うなど、それなりの武勇伝もあったとか)。ハロウィンで大もうけするお化け屋敷の話、中国系移民の足として急速に成長した格安長距離バス(ワシントン-ニューヨーク間が10ドルちょっと、だそうです)など。Americasでは、チリの大統領が始めた低所得者に対する福利厚生政策として、最大9冊まで本の無償配布を行うと言う話、Middle East and Africaでは出口の見えないスーダンダルフールの混乱、またぞろきな臭いツチ族とフツ族の抗争が聞こえてきたコンゴとルワンダ、黒人選手の少ない南アフリカ・ラグビーチームのW杯優勝と、相前後して始まった黒人強化策、アフリカの首脳を対象にアラブの金持ちが始めた巨額の退職金基金(スムースな政権交代を促す効果)、イラクでささやかれる宗教上の英雄の再臨と米英駐留軍がイスラム原理主義よりマシという噂(この記事あたりはウラが取れているのか要注意、という気もしますが)、Europeではポーランドの双子政権が占拠で喫した思わぬ敗北、才能ある移民がヨーロッパを目指さない現実と「ブルーカード」による移民受け入れ促進の是非について、など。

これらの記事は、昨日も書いたように段落の文頭をつなぎ合わせて大意を見取る方法で読んでいます。で、なになに?と思うともう一度頭から読み返して「へえ」とうなづく、と言う感じでしょうか。気をつけて数えてみると、どうも最初の一文ではなく二文くらい読んでいることのほうが多いようです。それでもだいたいは一週間で読めてしまうので、これ以上飛ばし読みをする必要もないかな、と思っているところですが。