新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

Hit me with the missed,...

...when you need me. とタクシードライバーが常連客に語りかける、というくだりを読んで、それが何を言っているのか判った方はインド英語に通暁された方だと思います。11月10日号の特集記事はインドと中国における技術の進歩について、ということで、主に製造業とITその他の分野における両国の技術革新についてさまざまな事例を紹介しています。ビジネスで金持ちになる中国の農家、ケータイで商圏を広げるインドのタクシードライバーなどなど。。

で、冒頭の一言ですが、タクシードライバーが言っていたのは、「(タクシーが必要なときは)ワン切りコールをくれよ」ということなのだそうでして、ナンバーディスプレイや登録してある名前を見て、その人のところへ行く、電話代はタダ、というわけですね。考えてみれば「ワン切り」という日本語も、"missed"(missed callのことかと思われます)というインド英語も、ケータイ文化の落とし子なわけで、その意味でインドといえどもケータイ市場の成熟度はかなりなレベルに達している、ということが言えるのだと思います。