新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

ハケンの評判

12月1日号の特集はJapanese Businessについて、ということでLeadersにも前振りが載ってます。曰く、派遣労働の制度が行き渡ったことで新たなビジネスモデルが定着、企業は競争力を回復した。。。とさえ読めるような頭出しです。

ま、分析はそこまで単純ではないようですけど、The Economist的アプローチとしては経済学的常道を外さずに、先ずは判りやすいところから分析してみた、と言えるのではないかと思います。詳細は後でゆっくり読むことにして、その他Leadersは不安要素一杯のドル市場、予想されたとおり中身の薄かったアナポリスの中東和平会議、オーストラリア労働党の勝利とハワード退陣、イギリスで評判の落ちている労働党政権、ロシアで進むプーチン専制体制への懸念、そしてそして、終身雇用を放棄することで新たなビジネスモデルを構築した(?)日本、と続きます。

Lettersは、11月3日号の宗教特集に対する賛否両論が全面を埋めました。理性的な意見や事実誤認を正す意見の中に、「アダムとイブが出会ったのは記事にある6003年前ではなく、Ussher大司教によると6011年前であり、私はこれを信じる。」というバリバリのキリスト教徒の意見も載ってたり。うーん、問題の根深さが垣間見えます。