新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

事実は小説より

引き続き、2月2日号です。Asiaでは春節の大雪で帰省もままならなくなったという中国の東北三省での異常気象について、アフガンの民族対立や混迷のパキスタンに続いて、鯨問題で日本との関係が微妙になったオーストラリアで新首相に就任したケビン・ルッドが原住民のアボリジニ(ちなみに私はこの名前が好きではありません。Ab-origineのAbはアブノーマルのAbと同じく、「離れて」「乖離して」と言ったときにつかう接頭辞です)に対する歴史的な扱いを謝罪する(但しお金は払わない)と言う報道がありました。The Economistのトーンは概して好意的なもので、確かに今までと比べると民意に沿った(国民の2/3が支持)対応とは思いますが、現地の情勢等を知らないのでそれ以上のコメントはできません。ただ「では現地の反応はどうなの」という好奇心をそそられる記事ではありますね。前任のハワード氏はなぜ一切謝罪を拒否したのか、今になってなぜ謝罪を行い、しかしおカネは払わないのか。日本でも似たような話があちこちにあるせいか、一つの事例として詳細を知ってみたいと言うきがします。事実は小説より何とか、と言いますが小説よりも興味をそそられる話。

アメリカは、まあ予想のとおり大統領選挙の話で一色です。Lexingtonはブッシュ大統領レイムダックぶりについて。お決まり、といえばそうですが。