新 The Economistを読むブログ

イギリスの週刊誌 The Economistを読んでひとこと

海水温度差発電の話

1月7日号のScience and technologyには、かつてアメリカで研究開発投資がなされて挫折した、海水温度差発電の話が出ていました。これは海の表層水と深層水の温度差をエネルギーに変えて発電しようと言うシステムで、日本の佐賀大学が完成させてインドで実用化実験が行われた技術だと承知しています。

原発事故以降特に、さまざまな代替エネルギーが注目される中で、周囲を海に囲まれた日本にとっては海水が持つ温度差も一つのエネルギー資源と捉える事ができるわけで、その意味では注目されてしかるべき技術であるように思います。

ところが、The Economistの記事には日本やインドについての記述がなく、はてなと思っていたところ、読者コメントにその点を指摘した投稿がありまして、おそらくは専門家の方ではないかと思うのですが、ま、見てる人は見てるということかな、と思いました。