ＬＣＣは新幹線に勝てるか？

4月28日号のBusinessには、日本に関係した2つの記事が出ています。ひとつは沖縄の長寿と関係あると言われる大豆をベースにしたスナック菓子（ソイカラ）の話、もうひとつは新たに就航する格安航空会社(LCC)と新幹線との競争について。

大豆のお菓子は、沖縄の健康や長寿との科学的因果関係について、ほぼ全く説明されていないことに加え、「ネーミングが悪く子供も大人も手を出しにくい（なぜ？）」などと言った良く分からない記述もあって、The Economistには珍しくレベルの低い記事だなあと思わせるものでした。

新幹線とLCCの競争は、確かに興味はありますし、読者コメントもそれなりに盛り上がっています。コメントを読んでいて一様に感じるのは、日本に住んで新幹線を使っている人たちの満足度が大変高いということです。個人的にはLCCの健闘を期待したいところではありますが、搭乗手続きや手荷物検査、高空を飛行するための減圧による体への負担なども考えると、時間的に差が付かない分には新幹線を好む人が多いのではないかと思います。